2023/02/16 15:34

1.お湯の温度
コーヒーをドリップで淹れる際のお湯の温度は、一般的に90℃~95℃程度が適切とされています。温度が高すぎると、苦味や渋みが強くなってしまい、風味が損なわれることがあります。逆に、温度が低すぎると、風味が薄くなってしまうことがあります。適切な温度を保つためには、沸騰したお湯を少し冷ますなどの工夫が必要です。

2.豆の挽き目
コーヒーをドリップで淹れる際の挽き目は、中挽き程度が一般的に適しています。中挽きは、細かすぎず粗すぎず、適度な抽出が得られるとされています。豆を細かく挽くと、抽出時間が長くなり苦味や渋味が強くなる傾向があり、粗く挽くと抽出時間が短くなり、風味が薄くなる傾向があります。豆の挽き目は、おいしいコーヒーを淹れるためには重要な要素の一つです。

3.蒸らし
コーヒーをドリップで淹れる際の蒸らしは、挽いた豆にお湯を少量注いで、豆に均等に湿気を与える工程のことです。蒸らしをすることで、豆の中の気体が放出され、ドリップする際の風味がより引き出されやすくなります。通常は、豆の重さの約2倍の量のお湯を注いで、約30秒から1分程度蒸らします。蒸らしの時間やお湯の量は、コーヒーの種類や挽き目、お好みによって微調整することができます。

4.注ぎ方
コーヒーをドリップで淹れる際の注ぎ方は、均等にお湯を注いで、抽出を均等に行うことが大切です。最初に豆に少量のお湯を注いで蒸らしを行った後、お湯を円を描くように均等に豆に注ぎます。一度にたくさん注ぐと、豆の表面だけにお湯が集中してしまい、抽出不足や焦げた味が生じることがあります。注ぎ方によって、淹れたコーヒーの風味や味わいが変わってくるため、慣れてくると注ぎ方を微調整することで、よりおいしいコーヒーを淹れることができます。