2023/02/26 16:18

コーヒーの種類にはアラビカ種とロブスタ種がありますが、一般的に高品質なコーヒーに使用されるのはアラビカ種です。アラビカ種は、世界中の主要なコーヒー生産国で栽培されており、多様なフレーバーやアロマを持っています。今回は、アラビカ豆の焙煎について解説します。

アラビカ豆の焙煎には、ライトロースト、ミディアムロースト、ダークローストの3つのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

【ライトロースト】

ライトローストは、豆を浅く焙煎したもので、豆の色は薄い茶色からやや黄色味を帯びた色になります。焙煎温度はやや高めで、酸味やフルーティーな味わいが強調されます。また、アラビカ豆にライトローストを施すと、そのままの酸味やフルーティーな味わいが楽しめます。ライトローストのアラビカ豆は、単体で飲むのはもちろん、ブレンドのベースとしても使われることが多いです。

【ミディアムロースト】

ミディアムローストは、焙煎時間を長めに取り、豆の色は茶色がかった色になります。酸味は少し落ち着き、甘みやコクが増します。アラビカ豆の風味を楽しめる一方で、焙煎の風味も加わっているため、バランスの良い味わいが特徴です。ミディアムローストは、エスプレッソやカフェラテなどのミルク系ドリンクにも使われることが多く、飲みやすさと風味のバランスが良いと評価されています。

【ダークロースト】

ダークローストは、豆を非常に深く焙煎したもので、豆の色は濃い茶色から黒っぽい色になります。この焙煎度合いでは、苦みが強調され、酸味や甘みは抑えられます。アラビカ豆のダークローストは、香りが非常に豊かで、苦味のある味わいを楽しむことができます。ただし、豆本来の特徴があまり感じられなくなるため、コーヒー豆の風味よりも、焙煎の香りや苦味を楽しみたい人に向いています。

いずれの焙煎度合いにおいても、アラビカ豆は、品種や産地によって味わいが異なるため、自分好みのコーヒーを見つけるためには、いろいろな豆を試してみることが大切です。また、焙煎したてのコーヒー豆は香りや風味が豊かで美味しいため、できるだけ鮮度の高い豆を選ぶことをおすすめします。