2023/02/27 15:37
手軽においしいコーヒーを淹れる方法として、ハンドドリップはとても人気があります。ハンドドリップとは、コーヒー豆を挽いてフィルターに入れ、お湯を注いで手で淹れる方法のことです。ここでは、ハンドドリップでおいしいコーヒーを淹れるためのコツをご紹介します。
- 豆の種類と挽き方を選ぶ
ハンドドリップでおいしいコーヒーを淹れるためには、豆の種類と挽き方が重要です。コーヒー豆は、焙煎の種類によって味わいが異なります。一般的に、深煎りの豆は苦味が強く、浅煎りの豆は酸味が強い傾向にあります。自分の好みに合わせた豆を選んでください。
また、挽き方も重要です。細かく挽いた豆は濃厚な味わいに、粗く挽いた豆はさっぱりとした味わいになります。ハンドドリップ用の挽き方の目安は、砂糖の粒より少し粗めがおすすめです。
- フィルターを選ぶ
ハンドドリップでは、フィルターの種類も味わいに影響します。一般的なフィルターは、紙フィルターと金属フィルターがあります。紙フィルターは、コーヒーのオイル分を取り除いてスッキリとした味わいになります。一方、金属フィルターはオイル分を残して味わいが濃厚になります。自分の好みに合わせたフィルターを選んでください。
- お湯の温度を調整する
ハンドドリップでは、お湯の温度も重要なポイントです。お湯が熱すぎると苦味が強くなり、逆にお湯が冷たすぎると酸味が強くなってしまいます。お湯の温度は、約90℃から95℃が適温となります。
それでは、ハンドドリップのコツについて詳しく解説していきます。
粉の挽き方 ハンドドリップでは、豆の粉を細かく挽くことが重要です。豆の粉が粗いと水との接触面積が減り、抽出時間が短くなってしまいます。また、細かすぎると抽出が過剰になり、苦味や渋みが強くなります。適切な挽き具合は、お湯が注がれた際に均等に湿った状態になる粉です。また、豆の種類によっても挽き方が異なるため、適切な挽き方を確認しましょう。
湯量と注ぎ方 ハンドドリップでは、豆の粉に対して湯量と注ぎ方も大切なポイントです。湯量は、豆の粉の量に対して適切な比率を保つようにしましょう。一般的な目安としては、豆の量に対して1.5～2倍の湯量が適切です。また、湯の温度は約90℃が理想的です。注ぎ方は、ゆっくりと均等に注ぐようにしましょう。急いで注ぎすぎると、豆の粉が上手く湿らずに抽出が偏ってしまいます。注いだお湯が完全に下に落ちる前に、次の注ぎを行うのがポイントです。
抽出時間 ハンドドリップでは、抽出時間も重要な要素です。一般的な抽出時間の目安は、2～3分程度です。抽出時間が長すぎると、苦味や渋みが強くなります。逆に、短すぎると風味が足りなくなってしまいます。最初の30秒間は、湯と豆の粉が十分に混ざり合うようにスピーディーに注ぐと良いでしょう。その後は、ゆっくりと注ぎながら豆の粉と湯をしっかりと混ぜ合わせていくのがコツです。また、抽出が終わった後は、できるだけ早くコーヒーを飲みましょう。時間が経過すると、コーヒーの風味が劣化してしまうためです。
